痔ろうについて

痔ろうとは

3人に1人の成人が痔で悩んでいるとされています。 しかし、恥ずかしいという気持ちから医療機関を受診することもできず、痔の症状を悪化させてしまう人が多いのです。 痔にはいくつかの種類があります。 大きくわけて「いぼ痔」「切れ痔」「痔ろう」です。 その1つの「痔ろう」とは、細菌が入ったところから、膿が排出されるところまでにトンネル状の管ができます。 この管ができた症状が痔ろうです。 痔ろうになるしくみは、下痢などによって便に含まれる大腸菌などが皮膚と粘膜の境にある歯状線にある分泌腺より入り込み、炎症を起こし、さらに化膿して膿がたまります。 この症状を「肛門周囲膿瘍」といいます。 この膿が体に外へと排出されるときに、トンネル状の管ができ、痔ろうとなるのです。 本来は、便に含まれる大腸菌などの細菌から保護する働きがあります。 しかし、睡眠不足や生活習慣が乱れていると免疫力が低下して、保護する働きも低下してしまいます。 ...

痔ろうの症状

痔ろうと肛門周囲膿瘍の主な症状は次のようなものです。 ●お尻の腫れ、痛み 肛門周囲膿瘍は、肛門の周りに赤み、腫れ、痛みを伴います。 痛みはひどく、寝ることも難しいほどの痛みです。 そのため、医療機関を受診する人が多くいます。 さらには、37度から38度くらいの発熱を伴うこともあります。 ●お尻のべたつきや下着の汚れ 痔ろうの場合、肛門周囲膿瘍な痛みを感じなくなります。 ただ、膿が体の外へ排出されるため、お尻のべたつきを感じるようになります。 さらには、下着が汚れたりすることもあります。 このような痔ろうになりやすい人は、男性の方が多く見られます。 なぜなら、はっきりとは解明されてはいませんが、男性の方が肛門の括約筋の収縮力が強いため、分泌腺のある歯状線の部分が押し込まれやすいからだとされています。 また、下痢をよくするする人ほど痔ろうになりやすいといえます。 仕事のストレスや飲酒によって、男性は下痢を起こしやすいからだともされています。 ...

痔ろうの診断

肛門の周りに赤み、腫れ、痛み、お尻のべたつきや下着の汚れなど気になる症状があるときは、肛門科を受診してください。 一般的に痔の疑いがあるときは、医師による問診では、肛門のかゆみや痛みの有無、出血の程度などを詳しく医師が問診していきます。 次に、肛門の診察(2分から3分程度)です。 このときは、医師の指で肛門周辺を触診します。 その後、肛門鏡を使って肛門の中を調べます。 お尻が赤く腫れて、激痛を伴う症状があるときの診断は、「肛門周囲膿瘍」です。 この場合は、膿を排出するための治療をします。 外来で治療ができ、局所麻酔を用いて、お尻の皮膚を切開します。 そして、膿を排出させます。 すると、痛みは軽減され、他の症状は薬を使って治します。 症状が改善されると受診しなくなる人が多いですが、肛門周囲膿瘍後に痔ろうになる可能性が高いので、きちんと医師の指示にしたがって治療することをおすすめします。 痔ろうになっている状態で放置しておくと、再度そこに膿がたまってしまい発熱や痛みを伴う可能性があります。 ...

痔ろうの手術

痔ろうの場合、お尻を触ると硬いところがあります。 このときは痔ろうと診断されます。 痔ろうになると、薬物療法や生活習慣改善では治りません。 痔ろうを治すには「手術療法」による治療が必要です。 その手術は次のようなものです。 ●濃の管を切り開く手術方法 この手術方法は、括約筋の浅いところを管があるときに適しています。 細い棒を体外の孔から入れて、管を切り開いて管内部の組織を取り除きます。 すると、正常な組織が盛り上がります。 2ヵ月くらいで傷も治ります。 痔ろうを確実に治す方法です。 ●膿の管をくり抜く手術方法 この手術方法は、括約筋の深いところを管があるときに適しています。 膿の管をくり抜くように両側から管を取り除く方法です。 くり抜いた後は、孔を塞いで細菌の侵入を防ぎます。 この方法の場合、括約筋の影響はほとんどありませんが、縫合した傷口が開いてしまうと、再発する場合もあります。 どちらの手術を受けるにしても3日から1週間ほどの入院が必要になります。 ...

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